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■機器・システムに関するご質問 ■発電に関するご質問 ■設置・施工に関するご質問 ■環境配慮に関するご質問
セル:
太陽電池の基本単位、シリコンを結晶化させてインゴットという結晶柱をつくり、これを薄く切り、電極化したものです。
モジュール:
セルを必要枚配列し、屋外で利用できるように強化ガラスで覆い、パッケージ化したものです。
アレイ:
モジュール(パネル)を複数枚、直列あるいは並列に配列し架台に設置したものです。
変換効率とは、太陽の光エネルギーから電気エネルギーに変換したときの割合を表します。
太陽電池モジュールの変換効率※1は、
モジュール公称最大出力(W) × 100/モジュール面積(m2) × 1000W/m2
の計算式を用いて算出しています。
※1 突起部分を外形寸法から除いて算出
ひと月分の電気料金領収書にある電力料金から、おおよその年間電力料金を算出することができます。これにもとづいて、最適なシステムを選びます。
太陽エネルギー利用には光を電気に変換し利用する方法と熱に変換しエネルギーを利用する方法の2通りがあります。太陽光発電は太陽の光エネルギーをシリコンなどの半導体により、直接電気エネルギーに変換するものです。太陽熱温水器は太陽光で水をお湯に変え熱エネルギーとして利用するシステムです。
特殊ガラスを使用しており、窓ガラスほど反射しない表面となっており、とくに問題となった事はほとんどありません。特殊な例としては、道路の中央分離帯用の防眩タイプガラスを使用した設置例もあり、低反射タイプのものも用意されています。
雷:
過去30年間に太陽電池が直接落雷を受けたという事例は極めて稀です。
一般の屋外設置の電気機器でもごく稀に被害を受ける例もありますが、これらは直接落雷ではなく、間接的な誘導電流が流れることによって受ける被害です。
一般住宅として屋外に設置されている他の電気機器同様、太陽電池だからといって落雷を受け易い理由はありません。
落雷の懸念が全くないわけではありませんが、太陽電池システムとしての落雷対策は、回路内に一定性能のサージアブソーバ(避雷素子)等を設置して誘導雷対策を行い、被害を食い止める策をとっています。
地震:
太陽電池モジュールおよび架台の重さは和瓦に比べ1/4〜1/5と軽く、屋根への荷重は通常の建築物では問題ありません。
太陽電池モジュール等はねじれ、振動などに関する試験や強度計算により、十分な検討の上設計されています。
風、台風:
屋根への太陽電池の取り付け強度は、建設基準法にもとづき(旧基準法では風速60m/s地上15m)の強風にも耐えるよう設計されていますのでご安心ください。
沖縄諸島など更に強度を要求される地域、塩害対策が必要な地域にはそれぞれ専用のモジュール、架台が用意されています。
雪:
積雪量に応じた太陽電池モジュール・架台と推奨傾斜角度が用意されており、積雪によって発電量は減りますが壊れることはありません。
雹(ひょう):
モジュールのガラス面はJIS規格(1mの高さから227g直径38mmの硬球を落下させて、これに耐えること)に適合した約3mm厚以上の強化ガラスを使用しており、雹(ひょう)で割れることはまずありません。耐衝撃性能は通常の屋根材と同等と考えてください。
停電になってもパワーコンディショナの自立運転機能により、太陽光が当たっていれば系統と完全に切り離した上で最大定格出力の発電電力範囲内の電力が使用できるシステムもあります。
一般品は塩害地域では設置不可としています。海岸より500m以内を塩害として規定していますが、これを超える地域において、屋根(カラーベスト)・外壁等塩害対策している地域も塩害地域とみなしてください。塩害地域用の仕様品も用意されています。
個々の家庭における電力消費量は、その地域も含めた生活形態等により大きく異なりますので、標準的な例として説明します。一般家庭の平均年間消費電力量は3,619.2kWh(電気事業連合会 2004年度)という統計値も有り、この場合には4kW程度の太陽電池を設置することで、使用電気の量をほぼまかなうことが可能です。
設置条件などによって費用は異なりますが、1kW当りの平均設置価格は70万円前後が目安となります。
”kW”とは瞬時の発電電力を示し、”kWh”とは1時間あたりの発電電力量若しくは、ある時間帯・1日等の消費または発電電力の時間積算値を示します。10kW発電を5時間続けた場合、10×5=50kWhの発電電力量となります。
住宅用システムは単相3線100/200V、公共産業システムの場合、3相3線200V出力が標準です。また、特別に単相3線105/200V回路用に製作することも可能です。